歯科衛生士を辞めた私が学んだこと/資格を手放す勇気とは

皆さん、こんにちは。

harachanです🌿🤍

突然ですが、皆さんは何か資格は持っていますか?


私は、高校卒業後、専門学校に入って3年かけて歯科衛生士の資格を取得しました👩🏻‍⚕️

その後、紆余曲折あって今は歯科衛生士からは遠くかけ離れた仕事をしています。


資格を取るとその枠に囚われてしまって身動きが取れない人も多いのではないでしょうか。


今日はそんな方に向けて、私なりに資格を手放した経験談を話していこうと思います。

歯科衛生士として働いた経験や今までのキャリアの歩み

高校〜進路決定まで


私が歯科衛生士の資格を取ろうと思った理由は主に3つ。

  • 国家資格で手に職がつけられる
  • 安定した収入と休みがしっかりある
  • 歯医者が苦手だった経験から同じような経験の人に寄り添いたい

高校時代、進路を決める直前に両親が離婚し、母親の、収入など仕事面での苦労を間近でみていた私は、

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この人生、何があるかわからないから自分の足でしっかり立てるように国家資格を取ろう。

と決意しました。


元々医療系のドラマが好きだったり、病院通いのために病院が好きだった経験から、『医療系の国家資格』に絞って仕事を探していました。


そんな時に見つけたのが『歯科衛生士』。


収入も休みもしっかりあるし、看護師さんのような夜勤もない。人手が足りてないので就職も確実。もし、結婚や出産でライフステージが変わったとしても働きやすそう!と思いました。


そして、元々私は歯医者が大の苦手。


でも通院している内に歯医者に通ったら痛みがなくなるということを知って、「歯医者=悪いところではない」というイメージに変わりました。


そんな経験から、同じく歯医者が苦手な人に寄り添って、少しでも歯医者に行く人が増え、歯で苦しむ人が減ったら・・・!と一気にビジョンが見えてきました。


歯科衛生士専門学校時代


そんなこんなで、歯科衛生士学校に入学。


そこからの3年間というのは、もう二度と繰り返したくないほど過酷でした😅笑


まず、何といっても先生が厳しい。

学内実習ではしょっちゅう怒られ(笑)ヒーヒー言っていました。


そして何より大変なのが臨床実習。

私の学校は1年間で6ヶ所の病院や歯医者さんに実習に行くのですが、私はとてつもなく厳しい実習先にあたり、毎日泣きながら実習に行っていた時期もありました。。


新卒での経験


何とか3年間頑張って卒業し、次は就職。


元々、LIONとかそういった企業への就職に憧れていたのですが、

若い内に臨床経験を積んだ方が後々のキャリアチェンジに有利かなと思って、一般の歯科医院に就職を決めました。


新卒で入った歯科医院では約3年半勤め、いろんな業務をさせてもらいました。


歯科衛生士業務はもちろんしていましたが、採用に関連して医院の広報的な活動をさせてもらったり、患者さん説明用のスライドを作成させてもらったり、、


私の中では歯科衛生士業務よりも、後者の業務の方が自分の強みを活かせて楽しい!と思っていました。


第二新卒としての転職〜グズグズ期


もっと私の強みを活かしたい!と思って、元々憧れていた歯科関連のベンチャー企業に転職。

一応、ポジションとしては営業職でしたが、マーケティングや商品企画などここでも色々なことを経験させてもらいました。


しかし!

ここで私のメンタルは崩壊してしまいました。。


性格的に明るい人、外交的な人が多い会社で、私には会社の雰囲気が合わなかったのです。


キャリアアップを図るもわずか4ヶ月ほどでリタイヤ・・・。「早期退職」というものです。


そこからの私は….グズグズ期突入。


「カフェでバイトしたい!」と思ってアルバイトで入ったものの、学生時代の自分との体力ギャップを感じ、接客業は無理だ・・・と数日で退職。


「事務したい!」と思って入った会社も、社風が合わず、数日で退職。。。。


もう本当グズグズしてました。
※たくさんの人にご迷惑をおかけしました。。あの時私の採用や教育に携わってくれた人たち、すみませんでした。。


歯科衛生士として復帰〜踏ん切り

そして何と次に入ったのは、、


『一般の歯科医院』


🙄


そう、また歯科衛生士に戻りました。


資格職のいいところは、ブランクがあっても資格があるだけで取り戻せるというところですよね。

私もそのいいところを活用して、再び臨床現場に戻ったのです。


しかし!!!!

やっぱり私、歯科衛生士業務があまり好きではなかったのです。


患者さんと関わるのは好きだったんですが、歯科衛生士業務の肝となる『歯周病治療』というのがもう本当に苦手で。

それプラス、何故か私に意地悪してくる人がいて、さらに無理で。

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あーもう歯科衛生士は無理だな。

と、ここでやっと資格を手放す踏ん切りがつきました。


現在


今は、Web系の会社でパート勤務しており、自社のECサイト運営や、コラム記事のライティング、画像作成などを1年ほどしています。


やっぱり歯科衛生士よりも、今している仕事の方が好きだし得意だし、好きだし、もう歯科衛生士に戻ることはないかなと思っています。


資格とサンクコストについて


みなさん、「サンクコスト」って、知ってますか?


サンクコストとは、すでに支払ってしまって、取り返すことができない金銭的・時間的・労力的なコストのことです。


資格ってまさにこの「サンクコスト」がめちゃくちゃ働くんですよね。


実際、私も3年という時間をかけて、ウン百万という学費を払って学校に通って、そこから何年もの時間を費やして働いていたのですから。


これら全てが「サンクコスト」として私の中で溜まっていって、

「手放すには惜しい・・・!!」となってしまっていたんですよね。


ちなみに今も、学費として借りていた奨学金も返済しているし、

他人からすると「なんてもったいない!」と思われるかもしれませんが、

私の中ではもうキャリアとしての資格は手放しているなという感覚です。


この「キャリアとしての」というところが肝で、歯科衛生士という資格を取ったこと自体は全く後悔していないんですよね。


だって本当に素敵なお仕事だと思うから。


それに今まで歯科衛生士として働いた中で出会った人たち、患者さんとの思い出は消えないですし、消したいとも思わないです。いい思い出がたくさんあるから。


今、現役で歯科衛生士として働いている方たちのことも本当に尊敬します。


だから「キャリアとして」は手放しているんだけれども、歯科衛生士として培ってきた知識や経験は、今も自分の中でちゃんと残っているなと思います。


そして、歯周病や虫歯にならないための予防的知識は、私の身近な大事な人たちを守るために使っています。


例えば、夫にフロスの仕方を教えたり、定期健診を行きなよ!と促したり、夫の家族に歯周病の知識を伝えたり、、


身近な人たちの健康を守れる


それって、本当に素敵な知識の使い方だと思うんですよね!

それだけでもう資格を取った意味が十分にあると私は思うんです。


キャリアとして手放すという選択肢


もしかしたら今、一生懸命取った資格を手放すかどうか悩んでいたり、迷っていたりする人もいるかもしれません。


そんな人たちに私は、

キャリアとして手放す

という考え方を一つ入れてみてほしいなと思います。


キャリアとして手放しても、自分の中で蓄えた知識や経験は血肉となって自分の身になっています。


「2年や3年もかけて取った資格」と思うかもしれませんが、人生100年時代。

100年の内2年や3年と思うと、「なんだ思ったより短いな」と思うかもしれないですよね。


色んな見方を持って、自分の人生の舵取りをしてみてください🏄🏻‍♀️

一経験者として、応援しています☘️




では、今日はこんなところで終わりますね。

ご覧いただきありがとうございました💝

harachan

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